08. 生成方法でパーティクルを並べよう!

概要

本章では、生成方法を変更して、パーティクルを一定間隔で並べてみます。 生成方法では、パーティクルの最初の姿勢を指定できます。 ノードの親子関係を使えば同じようなことを再現できますが、同じことを簡単に実現できます。

本章で作成するエフェクト1

本章で作成するエフェクト2

本章で作成するエフェクト3

生成方法

Effekseerでは、生成方法を指定できます。 生成方法では、パーティクルが生成されたときの最初の姿勢を指定できます。 例えば、パーティクルを円形に配置したり、球形に配置したりできます。

生成方法

位置だけでなく、角度も指定できます。 例えば、パーティクルの上方向が球の外側を向く、といったことができます。

角度指定なし

角度指定あり

あらかじめ作成途中のエフェクトを下記のリンクからダウンロードできるようにしました。

円形エフェクト

パーティクルを円形に配置します。 パーティクルは時計回りに順番に表示されるようにします。

このエフェクトは親子関係を利用して実現できますが、それはとても面倒です。 複雑な配置を簡単に実現するために、生成方法があります。

effect01.efkprojを開いてください。

「生成方法」のウインドウは初期設定では表示されていません。 メニューバーから「ウインドウ->生成方法」を選択します。 選択すると「生成方法」ウインドウが表示されます。

生成方法

表示したウインドウは、ウインドウのメニューバーを左クリックしつつ、移動することで、ウインドウを移動できます。

移動中に表示される四角に重ねることで、ウインドウを他のパネルに追加することもできます。

../../_images/DockPanel_Panel3.png

タブの間にドラッグ & ドロップすることで、タブに加えることもできます。 (タブのパネルが1つの場合、タブの上にドラッグ & ドロップします。)

../../_images/DockPanel_Tab3.png

「生成方法」ウインドウから、生成方法に円を指定します。 円の半径には4を入力します。

円形にパーティクルが表示されることがわかります。

ランダムに配置されたパーティクル

パーティクルはランダムに配置されているため、順番に出現しません。 順番に出現するように、生成位置種類を正順に変更します。 それに加えて、分割数と生成数を12に変更します。 これは、円を均等に12分割した位置にパーティクルを出現させることを示しています。

円形にパーティクルが均等に表示されることがわかります。 同時に、パーティクルが順番に出現するようになることもわかります。

作成されたエフェクト

球形エフェクト

パーティクルを球形に配置してみます。

effect02.efkprojを開いてください。

円形と同じように、球形も設定できます。

「生成方法」ウインドウから生成方法を球に変更します。 球の半径には4を入力します。 さらに、全方位にパーティクルを配置するためにX軸角度とY軸角度の振れ幅には360度を入力します。

球形にパーティクルが配置されていることがわかります。

作成されたエフェクト

角度の影響

球の外側方向に向けてパーティクルが飛ぶようにしてみます。

effect03.efjprojを開いてください。

球の上方向にパーティクルが飛んでいくのがわかります。

上方向にパーティクルが飛んでいくエフェクト

ただ、実際、球形にパーティクルを配置する場合、球の内側方向や外側方向に飛んでほしいことが多いです。 そのような場合、角度に影響にチェックします。 これにチェックすると、生成されるときにパーティクルの上方向が球の外側方向に一致するように回転させます。

今回の場合、上方向に向かっていたパーティクルが球の外側方向に向かうようになります。

チェックすると、球の外側方向にパーティクルが飛んでいくのがわかります。

作成されたエフェクト

最後に、本章で作成されたエフェクトをダウンロードできるようにしてみました。

まとめ

本章では、生成方法を変更して、パーティクルを円形や直線状に配置しました。 次章では、ここまでで学んだ知識を元に実践的なエフェクトを作成します。