動的パラメーター

概要

動的パラメーターはランタイム(ゲーム中)のエフェクトのパラメーターをエフェクト再生中に書き換えるパラメーターを設定します。 簡単なプログラムでパラメーターを制御します。外部からパラメーターを与えることもできます。

使い方

基本

パネル

動的パラメーターのパネルを開きます。

../../_images/menu_ja.png

式の追加

追加ボタンで式を追加できます。 そこでは、式の名前と式の内容を設定できます。

../../_images/add_ja.png

式の記述

例えば、1つ目のパラメーターを2.0に書き換える場合、下記のように記述します。

@O.x = 2.0

その後、コンパイルを押します。問題がなければ、OKと表示されます。問題があれば原因が表示されます。

../../_images/compile_ja.png

式の適用

適用先のパラメーターを右クリックし、動的を選択します。 そうすると、式を選択する欄が表示されます。

../../_images/select_dynamic_ja.png

そこで、先ほど入力した式を選択すると式が適用されます。

../../_images/apply_dynamic_ja.png

位置のパラメーターは0, 0, 0 ですが式でxを2にしているため、2の位置に表示されます。

../../_images/move2.png

式の機能

複数のパラメーターの変更

x, y, z, w, それぞれのパラメーターを変更できます。 下記のように入力すると、それぞれ、2, 3, 4, 5に値が変更されます。 適用先が色の場合、x, y, z, wはRGBAに対応します。

@O.x = 2.0
@O.y = 3.0
@O.z = 4.0
@O.w = 5.0

四則演算

式には四則演算を使用できます。()で演算の優先順を変更することもできます。

@O.x = (2.0 + 3.0 * 2.0 / 3.0) - 2.0

パラメーター

外部から入力されたパラメーターはパネルの数値の欄やランタイムから指定できます。

パラメーター 説明
@P.x @P.y @P.z @P.w 動的パラメーターを適用する前のパラメーター
@In0 @In1 @In2 @In3 外部から入力されたパラメーター
@GTime 現在の時間(秒)
@PTime 親パーティクルが生成されてからの時間(秒)

関数

下記の関数が使用できます。

関数 説明
sin(x) Sineの結果を返します。xはラジアンです。
cos(x) Cosの結果を返します。xはラジアンです。
rand() ランダムな値を返します。
rand(x) xに応じたランダムな値を返します。xが同じ値であるなら、返す値は同じです。
step(edge,x) xがedgeより大きい場合は1を返し、そうでない場合は0を返します。

適用可能先

下記のパラメーターに対して適用できます。

  • 生成数

  • 生成時間

  • 生成開始時間

  • 生存時間

  • 位置 - 固定、PVA、イージング

  • 角度 - 固定、PVA、イージング

  • 拡大 - 固定、PVA、イージング

使用例

LOD

生成数を外部から変更できるようになります。

@O.x = @In0 * @P.x

レーザー

レーザーの長さを外部から変更できるようになります。 Zの大きさを外部から制御しています。

@O.z = @In0 * @P.z

Sine波

Sine波のように動かします。

@O.x = sin(@GTime)
@O.y = @GTime